ウオッカにコアントローとライムを入れるとカクテルの”ユキグニ”になるが、その元になった川端康成の「雪国」のハナシ。
「国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国であった。」と『そこは』を加えた状態で記述されているものが散見されるが、実際は「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」である。
推敲を幾ら重ねたか、もしくは全くしていないかは知る由もないが、言わなくてもいいことは言わない。分かっていることは言わない。それが肝要なのである。
original entry Nov.14.2006, revised Jun.2.2007, re-revised Sept.28.2008